髪のブラッシングは、みなさんが日頃からよくされている髪の手入れ方法のひとつではないでしょうか?

ブラッシングはしなやかな髪への基本中の基本です。
適切なブラッシングがもたらしてくれる美髪効果は想像以上にすごいんです。適切ブラッシングを実践するだけで、髪にツヤが出て美髪効果が生まれます⁉️
ブラッシングで頭皮をまんべんなく刺激するので頭皮の新陳代謝を促し、血行促進、さらにストレスの軽減も期待できるのです。

髪育にいいブラッシングテクニックをマスターして、しなやかな髪を手に入れてみませんか⁉️
正しいブラッシングテクニックをぜひ習慣にしてくださいね❣️
ブラッシングするメリットは?
手指だけでは頭皮の隅々まで刺激するのは難しいですが、ブラシを使うことで頭皮のすみずみまで刺激を与えることができます。
ブラッシング効果
ブラッシングと白髪の関係は?
白髪の原因はさまざまですが、その一つが髪を黒くするメラニン色素の不足です💦
メラニンの生成量が少なかったり、毛根部の毛皮質細胞(髪の大部分を占め、毛色を左右する細胞)にうまく吸収されなかったり、毛皮質細胞の中で壊れたりしてしまうのです。
加齢によるメラノサイト(メラニンを作りだす細胞)の活動低下です。
ブラッシングを丁寧に行うことで、頭皮に刺激を与えて血行がよくなります。
すると新陳代謝がアップして、メラノサイトの正しい活動を促すことになる。
さらに、ブラッシングのリラックス効果で、白髪の原因であるストレスもなくなります。
なんでも言い訳じゃない重要なブラシの選び方
ブラシ選びもブラッシング効果を上げるためには外せない重要なポイントです。ブラッシングは必ず専用のブラシで行うようにしましょう。
ナイロン製のものは静電気が起きやすいので、ブラシは頭皮を傷つけにくい豚毛や猪毛の獣毛ブラシ、新素材のセシオン製を選ぶといいです。

獣毛ブラシ(おすすめ) | ・静電気をおこさない ・毛先が柔らかくて頭皮を傷めない ・髪の毛に艶を与えるのに適している |
新素材(セシオン等)(おすすめ) | ・マイナスイオンを大量に放出する ・キューティクルを整える(艶を出す) ・静電気を起こしにくい |
ナイロン | ・静電気が起きやすい金属 |
金属 | ・頭皮を傷つけやすい ・キューティクルをはがすこともある |

静電気の発生しにくい「獣毛のブラシ」です。
静電気が発生しづらいだけでなく、髪にツヤを与える豚毛や猪毛などの獣毛のブ
残念ながら髪の毛の静電気を完全に防ぐことは難しいです。しかし普段からのお手入れで静電気の強さや頻度を減らすことはできます。
プラスチック製などの静電気が起きやすい素材を使っている方は買い替えすることをおススメします❣️

ブラシのお手入れは?
ブラシ自体に毛がからまったまま・ほこりがついたままでブラッシングをするのは自分の髪の毛に雑菌を増やしていることになります💦
ブラシは、お湯で洗うなどしてほこりや髪の毛を取り除き、ブラシそのものを清潔に保つことが大事です。
汚れてきたと思ったら洗面器に水やぬるま湯を入れて洗剤でブラシを振り洗いしましょう。
水分が残っていると傷みやすいので、乾いたタオルで水分をふきとり、しっかりと自然乾燥させましょう。
これを知ればブラッシングをしたくなる。ブラッシングがもたらす効果とは?
日ごろブラッシングをするのは朝起きた時や髪の毛を整える時ですよね。
ブラッシングをするのは乱れた髪の毛を整える、もつれを解消するのが目的ではありません⁉️

髪育のためのブラッシングテクニック
ブラッシング3つの効果
- 頭皮の汚れを浮かす(頭皮の匂い対策)
- 血行促進してコリをほぐす(マッサージ効果)
- パサパサの髪の毛をツヤツヤにしてくれる、潤い効果
清潔にする(ニオイ対策)
シャンプー前にブラッシングをすれば髪や頭皮に付着した汚れを浮かすことができて、寿命が終わった抜け毛も落とせるのでシャンプーをあまり使わずに髪の毛や頭皮をきれいにできる。
マッサージ効果
女性の薄毛の原因はさまざまですが、髪の毛の成長に必要な栄養がしっかりと行きわたっていないことで髪の毛がやせ細る、抜け落ちることも薄毛の原因です。
ブラッシングで頭皮刺激することで血行が良くなり目や肩、首のコリがほぐれる(マッサージ効果)ことで毛髪の成長に必要な栄養が届きやすくなります。
そのため育毛効果が期待できます。
潤い効果
上から下に向けてブラッシングするとキューティクルが整い、髪にツヤがうまれます。
キューティクルは下向きのウロコ状に並んでおり、髪の表面を覆っています。その流れを壊さないようにブラッシングすることで、ツヤのある髪へと導くことができます⁉️
また、根元から丁寧にブラッシングすると頭皮の皮脂が髪全体に行き渡るので、自然なツヤが生まれます。
[ブラッシングをすると髪が痛む」と思っている方も多いみたいですがそれは大きな誤解です🙇♀️
正しいブラッシングをすると

間違ったブラッシング方法による影響
ブラッシングの仕方やタイミング、ヘアブラシの選び方によっては、頭皮や髪にダメージを与えてしまう可能性があるので注意してください。
過度なブラッシングは抜け毛や枝毛の原因に
過度なブラッシングは髪の表面を覆っているキューティクルが傷ついてはがれ落ちてしまい、毛髪の保水力が失われて、ハリや艶が失われ、抜け毛や枝毛の原因となります💦
濡れた髪へのブラッシングはNG
濡れた髪はキューティクルが開いた状態になっているの外からの刺激に弱い状態で髪が傷みやすい。枝毛や切れ毛の原因に・・・😱
髪がすでに濡れているときはブラシが引っかかりやすいので目の粗いブラシを使いましょう。
静電気は髪の毛の大敵。
静電気は水分や湿気を通してほかへ逃げていく性質があります。
冬場は注意しましょう。
湿度が高い夏や梅雨の季節は、静電気が空気中にある水分を通ってにげていくので起こりにくい。
しかし、空気が乾燥し湿度が下がる冬は、水分が少ないために静電気が逃げ場を失い、体にたまりやすくなっています。
髪の毛の静電気は、服を着たり脱いだりするときや、ヘアブラシで髪の毛をとかしているときに発生しやすくなっています。
髪の毛に摩擦が起きることで、静電気が発生します。静電気が髪の毛にたまると、からみやすくなったり、まとまらなくなったりするなどして、表面のキューティクルにも負担がかかるようになります💦
静電気を防ぐ方法は?
静電気を発生しないようにするためには
- 髪の摩擦を減らす。
- 髪に潤いを与える。
が大切です。
摩擦によりキューティクルに負担がかかって傷んではがれると、そこから水分やタンパク質が出てしまいダメージにつながります。
キューティクルは一度傷んでしまうと二度と元には戻らないので要注意です😱
ココに注意
うるおいといっても水分をただ与えるだけでは、その場しのぎにしかなりません。乾いたら同じですし、乾く時にもっと水分を奪ってしまうので逆効果です。

お風呂に入った時に、タンパク質を補充できるヘアトリートメントやヘアパックなどでしっかりとケアする事が大切です。
外出先ですぐにでも静電気をとりたい場合は洗い流さないトリートメントやヘアオイルやハンドクリームを使うのがおすすめです。
頭皮への刺激しすぎるのはNG
頭皮を刺激しながらブラッシングをすると発育増進にもつながるとされていますが、だからと言ってあまり強く行ってしまうと頭皮や髪の毛を傷めることにもつながります😱
やりすぎ注意。
負担がなく心地よい状態でとどめるようにブラッシングをしていくのがいいです。
正しいブラッシング方法(タイミングとステップ)
step
1毛先をゆっくりと丁寧にとかす。(毛先のもつれをほぐすようにブラッシング)
まずは毛先のもつれを取るようにブラッシング。
無理に引っ張ると毛根にダメージを与えたり、切れ毛をまねくことになるので毛先から少しずつとかしましょう。
毛束の真ん中を指でつまみ毛先をブラッシングする。引っかかっても頭皮に影響を与えません
ブラシの持ち方は?
ブラシ部分に親指と人差し指が少しかかるように持つ。とかすときに角度がつけやすくなる。
step
2毛流れにそって上から下へ
生え際から2~3㎝手前からブラッシングを開始します。(お顔周りから行うことでリフトアップ効果が高まる)
頭皮にブラシをきちんと当てる
step
3毛流れと逆にブラッシング
今度は、毛流れと逆にしっかりとつむじに向かってブラッシングをしていきます。

step
4こめかみ・耳の上から側頭部を通り、襟足に向かって丁寧にブラッシングする
こめかみの生え際2~3㎝手前から耳の横を通り後頭部へブラッシング
step
5引き上げるようにブラッシング
首元から襟足・頭頂部に向かって引き上げるようにブラッシングしましょう。

step
6頭のカーブに沿ってブラシを通す
最後は、頭のカーブに沿ってブラシをとおしながら全体を優しくブラッシングをしていきます。
毛量が多い人はいくつかのブロックに分けながらブラッシングしていくとやりやすくまんべんなくブラッシングをすることが出来ます。
ココに注意が必要です。
無理やりブラッシングするのは枝毛や切れ毛ができやすくなってしまうので注意が必要です。また髪の毛が少し乾燥していると感じるときはそのままブラシを通すのはNGです。


ブラッシングのタイミング
朝
- 血行促進により、むくみ、くすみ解消効果
- 髪の毛につやが出る
- 顔がすっきりする
夜
- 毛髪のデトックス機能をサポート
- 血行促進による安眠サポート
- リラックス効果
シャンプー前
- 頭皮の血行促進により毛穴を開きやすい状態に(育毛剤効果UP)
- シャンプー効果を高めて美髪サポート
- しっかり汚れを浮かす
正しいブラッシングにはメリットがいっぱい。
シャンプーする前にブラッシングするとシャンプー後の仕上がりの違いが実感できます。
おすすめなのが朝と夜。
朝は寝癖がついていたり、汗をかいたりして髪の毛が乱れがちです。それを整える意味でもブラッシングをしておくといいでしょう。
夜は夜は2度のタイミング
- シャンプー前
- 寝る前
にブラッシングするのがおすすめです。
シャンプー前にブラッシングしておくと髪の毛についている汚れやほこりをある程度落としてくれるため、余分なシャンプー剤使うことなく髪と頭皮をきれいにできます。
いつ、どのくらいの頻度でやるの?
短時間でいいので、1日3回を目安に「私はシャンプー前、夜のドライヤーの仕上げ時、朝のセットのときの3回ブラッシングします。
まず大切なのは、シャンプー前のブラッシング
ブラッシングとお湯洗いで、髪と頭皮の汚れの8割はとれます。
それに、必要だとはいってもシャンプー剤は髪にも頭皮にも負担がかかります。
シャンプー前にブラッシングして汚れの大部分を浮かせておけば、同じ量のシャンプー剤でも効率よく汚れを落とせて負担が減ることになります。
ドライヤー後のブラッシング
開いたキューティクルを整えてツヤを出すという効果も。朝にスタイリングする人ならオイルや洗い流さないトリートメントなど髪を熱から守るアイテムを使い、さっとブラッシングすることでダメージを防ぐことも可能になりますよ。
髪は摩擦に弱いので、ブラッシング時間は短時間でOK。

ヘアブラシは使い分けると効果的
ヘアブラシにはいくつか種類があります。
それぞれに用途があるため、使い分けるのがポイントです。
主なブラシの種類と効果
スケルトンブラシ
歯の荒い骸骨のような形をしたブラシ。
ブロー髪のもつれをとるなどのスタイリング用
デンマンブラシ・ロールブラシ
扇状に広がっているので髪をすくい上げるなどに適しているブロー用
パドルブラシ(おすすめ)
ブラシの毛の根元部分がクッションになっているため、頭皮に適度な刺激を与えることができる。
また、ブラシの毛先がピンになっているため、頭皮を傷つける心配もありません。
クッションブラシ
髪のブラッシングに加えて、頭皮マッサージもおこなえ、髪への負担も少なくできる、髪にやさしいブラシです。
クッション性のあるゴムでできているので頭になじみやすい。
ブラッシング・マッサージ・髪のもつれをとるなどに適している(シャンプー時の使用には適さない)
髪が傷んでいる人向けです。
ココに注意
ピン部分が金属のものは鋭利なものもあるのでたたいたり・きつくブラッシングはしないように注意しましょう。
獣毛ブラシ(おすすめ)
獣毛は人間の髪と同じ水分脂分の保持力に優れ、髪になじみやすく、自然で艶やかな髪の毛づくりに適している。(シャンプー時の使用には適さない)
スカルプブラシ
シャンプー&ブロー・ブラッシング用に作られた、頭皮を優しく刺激して傷つけにくい もつれた髪の毛もときやすく、髪や頭皮を傷めないブラシ。
弾力性があり先端が丸くなっているので頭皮を傷つけにくく、汚れを落としやすい
髪のツヤを出したいときに適している豚毛や猪毛といった獣毛ブラシがおすすめです。
これらは静電気が起こりにくいので普段のブラッシングの際も、髪が傷みにくく、ゆっくり繰り返しブラッシングすることで自然な髪のツヤが引き出されます。
獣毛ブラシブラシの密度が高く、雑菌やホコリがたまりやすく手入れも大変です。
ナイロン製軽くて使いやすく、しかも値段も手ごろな商品が多い。獣毛ブラシで作られたブラシよりも目が詰まっていないため、衛生的。
製品によっては水洗いできるものもあるので、清潔に保てますが静電気が起こりやすい。
新素材を使ったブラシ今までブラシの主流と言えばで作られた獣毛ブラシや、ナイロンやポリエチレン製でしたが近頃はマイナスイオンを大量に放出してくれるなどのプラスアルファの機能を持たせた素材がブラシに使われています。
静電気を起こりにくくし、潤いを与える効果が高いと言われています。

ブラッシングQ&A
Q.ブラシのお手入れはどうしたらいい?
A.清潔な状態で使いたいので、汚れてきたと思ったら洗面器に水やぬるま湯を入れて洗剤でブラシを振り洗いしましょう。
水分が残っていると傷みやすいので、乾いたタオルで水分をふきとり、しっかりと自然乾燥させましょう。
確かに、高級なヘアブラシならお手入れキットがついていたりもするけれど、ちょっと面倒かもいう方には、消耗品と割り切ってリーズナブルなものを買い替えるのも一つの手です。
いいブラシを丁寧に使うのもいいのですが、3000円以下の手頃なものを買って、汚れたり毛が広がってきたりしたら買い替える。
お手入れする自信がなければ、歯ブラシと同じような感覚で買い替えてOKです。
Q.ブラッシングでやってはいけないことはある?
A.髪をとかすとき、頭頂部から毛先へといきなりとかすのはNG。
特に髪が長い方は要注意なのですが、一気にとかそうとするともつれた髪にダメージとなることが。
毛先から少しずつとかしていき、頭頂部から下ろすのは最後にしましょう。
ロングヘアの人ならまず髪の中央部分を片手でおさえ、逆手で毛先からとかすのがおすすめですね。
間違っても頭のてっぺんからバリバリとかすことのないように注意してください。
まとめ
ブラッシングには
ブラッシングの効果
- 髪の汚れを取る髪にツヤ
- 潤いをもたせる
- 頭皮の血行を促進する
の3つの効果があります。
髪型にかかわらず、ブラッシングを毎日行うことを習慣にする。
ブラッシングは、ただ髪を撫でるようにブラシを通すだけではなく、頭皮にブラシを通すことを意識して、2~3分かけて6つのステップを守り、正しいブラッシングを行なってください。
パサつきが気になる方はヘアオイルやクリームを使ってもok。無理やり引っ張ったりするのは良くありません。

正しいブラッシングの効果であなたの髪が生まれ変わります。正しいブラッシングを習慣にしましょう❣️