女性育毛剤で人気のあるミュノアージュ育毛剤に、配合されている有効成分の効果を徹底解析。

ミューノアージュ育毛剤に避けたい成分は配合されているのかと副作用の心配はしなくても大丈夫なのか徹底的に調べました。
ミューノアージュ育毛剤の成分チェック評価は?
ミューノアージュ育毛剤は「整える」と「育てる」という2剤に分かれた育毛剤。
避けたい成分はないものの、気をつけたい成分は4つあります。
しかし、どれも少量での使用なので、敏感肌の方でも使えるほどの処方になっているので頭皮や肌トラブルを起こすとは考えにくいです。
副作用の心配もほぼありません。
どうしてもお肌が弱い方は念のため、使用前に頭皮以外の部分に塗布(パッチテスト)して様子をみることをおすすめします。
気になる成分の4つはこれ!
気になる成分が少し含まれています。
ただ、この成分が入っているから必ず肌にトラブルが起こるものではありません。
ミューノアージュ育毛剤では極少量なので考えにくいですが、臨床実験などではトラブルの可能性が報告されており、配合量によっては気をつけるように言われている成分を挙げてみます。
フェノキシエタノール「1剤」
エタノールと名のつくことからアルコール特有の刺激が懸念されがちですが、エタノールよりもお肌へに刺激は少ない。
旧表示指定成分に含まれず自然界でも玉露や緑茶などの天然成分として存在している。
まれに皮膚炎や湿疹を起こすことがあると報告されています。
パラベンより刺激が少ないと言われていますが、お肌の弱い方は注意が必要です。
エトキシジグリコール「1剤」
合成界面活性剤の一種で乳化剤として用いられたり、粘度を低下させる減粘剤としてもよく使用されたりします。
水や油とよくなじみやすいため、成分を浸透させやすくする作用もありますが、強い刺激性があるため注意が必要です。
ピロクトンオラミン「2剤」
平成21年(2009年)に厚生労働省から防腐剤としての使用が許可されている。
お肌の刺激性が認められおり、100gあたり0.05gまでの配合と上限が決められています。
育毛剤に使用されている量は規定上限以下なのでそれほど心配することはないです。
モノオレイン酸ポリグリセリル「2剤」
オレイン酸とグリセリンのエステルでオレイン酸由来のノニオン(非イオン)界面活性剤のひとつです。
オレイン酸と(オリーブオイルなどに多く含まれます。)グリセリンが(ソルビット・ソルビトールなどの植物の甘み成分)
結合してできたのがモノオレイン酸ポリグリセリルです。
お肌が弱い場合、肌荒れを起こす場合があります。
ただし、育毛剤に含まれる量は多くないので心配しなくても大丈夫です。
ミューノアージュ育毛剤の副作用は?
ミューノアージュには副作用が深刻な成分は含まれていません。
妊娠中や授乳中にも使用できます。 敏感肌で不安な方は育毛剤のパッチテストを行ってください。
めんどくさいかもしれませんが薬品アレルギーは怖いので必ずしたほうがいいです。
6つの無添加で安心!
香料や着色料、アルコールや鉱物油成分、石油系界面活性剤、パラベンの6つの成分が添加されていないので副作用の心配はなさそうです。
ミュノアージュ育毛剤を使い始めて「かゆいと感じる」方がおられます。

無添加だからといって「誰がつかっても100%安全」とは限らないので、何かにアレルギーがある方はパッチテストをしてから使うようにしましょう。
ミューノアージュ育毛剤の全成分は?
ミューノアージュは1剤と2剤をセットで使う育毛剤です。
それぞれの薬剤には違った役割があり、1剤の役割は、「頭皮に種を増やすこと。」
美容成分や保湿成分を配合し、コンディションを整えます。
頭皮が乾燥していると頭皮トラブル(フケやかゆみ)が起こりやすくなります。
天然由来の成分でしっかり保湿してあげるのが大切です。

2剤の役割は、「育毛」で有効成分を5種類も配合することで、髪を抜けにくくしていきます。
ミューノアージュ スカルプエッセンス(1剤)の成分
1剤成分
水、BG、ペンチレングリコール、エトキシジグリコール、ソルビトール、オクタペプチド-2、ヒアルロン酸Na、カミツレ花エキス、シソ葉エキス、 エンドウ芽エキス、パントテン酸Ca、グルコシルヘスペリジン、イソマルト、アクリレーツコポリマー、アルギニン、クエン酸、フェノキシエタノール
美容成分を配合する養毛剤の1剤には
カミツレ花エキスやシソ葉エキスヒアルロン酸Naなどの保湿成分の他に、「オクタペプチドー2」という頭皮コンディショニング成分が配合されています。
オクタペプチドー2(頭皮コンディショニング成分)とは?

オクタペプチドー2は
成長因子(グロースファクター)と呼ばれる成分で、毛穴の中間辺りにあるバルジ領域を活性化することで毛包幹細胞の生成を促進する働きがあります。
毛包幹細胞は、髪の素である毛母細胞へ分化するため、弱った髪を排除し新しい丈夫な髪を成長させるのが「オクタペプチドー2」の役割になります。
またバルジ領域には髪に色を付ける色素幹細胞も存在しているため、「オクタペプチド-2」は白髪予防の役割も果たしてくれるのです。
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オクタペプチドー2の副作用は?
もともと人間の体の中で作られるもので不足した分を直接補うということなので副作用はないと考えられています

ヒアルロン酸Na
- 保湿
無色透明で粘度が高く細菌の侵入を防ぐ、皮膚のみずみずしい張りを保つなどの働きもしている。
カミツレ花エキス
- 保湿
- 収れん作用
- 血行促進やシミ・ソバカスの色素沈着を抑制
紫外線で肌がほてりやすかったり、敏感肌やニキビ肌などの炎症に効果的なため、敏感肌用化粧品や日焼け防止化粧品、ニキビ用化粧品などによく配合されます。
シソ花エキス
- 保湿
抗炎症作用や収れん作用で肌のキメを整えるはたらきがあります。抗アレルギー作用があり敏感肌化粧品にも配合されることがあります。
アルギニン
- 保湿
アミノ酸の一種で精力剤や育毛剤などに含まれる。免疫力をアップさせたり、アンチエイジングや筋力増強、疲労回復の効果がある。睡眠時に出る成長ホルモンの分泌を活発にする働きがあるため、毛髪や筋肉の再生に効果がある。
イソマルト
- 紫外線予防
グルコースが原料となる糖アルコールの一種で、食品の甘味料として使用される成分。ドライヤーや紫外線などの熱から毛髪を保護する成分。
エンドウ芽エキス
- 毛包細胞活性化
有機エンドウ豆の芽から抽出したエキス。休止期に入り細胞分裂がストップしている毛髪を、成長期に移行させる働きがある。髪の毛が生えるヘアサイクルを活性化させ発毛を促進する。皮膚コンディショニングの効果もある。
パントテン酸Ca
- 細胞活性化
ビタミンB5とも呼ばれるパンテトン酸とカルシウムが結合した成分で、脂質や糖質の代謝をUPさせ、アトピーにも効果がある。皮膚を健康に保つ副腎皮質ホルモンの分泌を促進するため、頭皮を健やかに保つ成分として育毛剤にも使われる。
BG
- 保湿
ブチレングリコールの略で、植物や石油を科学的に合成し作られた。抗菌や防腐の作用がある。グリセリンよりは劣るが保湿効果もあり、植物性のものは肌への負担が少ないとされる。人によっては合わない場合もあるので、注意が必要。
ペンチレングリコール
- 保湿
多価アルコールの一種で、グリセリンよりもさっぱりした保湿剤や感触改良剤として使用される。殺菌の繁殖を抑える効果もあり、同配合の防腐剤配合量を減らすことが可能。5%以下の配合で十分な抗菌力があるのでパラベンフリーの製品に使用されることが多い。
グルコシルヘスペリジン
- 血行促進
ミカンの内袋などに含まれるビタミンP(ヘスペリジン)をグルコースにより水溶性を高くした成分。ビタミンP誘導体とも呼ばれ、体内に吸収されやすくなっている。ビタミンPは血行促進、血流の改善、毛細血管の強化に役立つポリフェノールである。
クエン酸
- ヘアコンディショニング
柑橘類に含まれる酸っぱい成分。シャンプーなどの成分が影響してアルカリ性に傾いた毛髪を、弱酸性に戻す性質がある。開いたキューティクルを引き締めて整え、指通りを滑らかにする。皮膚の細胞を活性化させるので、頭皮にも良い。
ソルビトール
- 香料
- 保湿
- 皮膚軟化
ブドウ糖から合成されてできる成分で、多価アルコールの一種。海藻や果物などに含まれており、界面活性剤の原料などとして使用される。水分を一定に保つ効果があることから、化粧水やクリームなどに配合され、角質細胞に潤いを与える。
ミューノアージュ 薬用育毛剤(2剤)の成分
次は2剤について紹介します。2剤は薬用育毛剤です。
薬用とは「医薬部外品」厚生労働省が認めている有効成分が5種類も配合されています。
髪の毛は髪の根元の毛母細胞が細胞分裂することで生えてきます。

ミューノアージュ育毛剤は毛母細胞に直接アプローチ!

2剤 5種類有効成分
グリチルリチン酸ジカリウム、センブリエキス、ピロクトンオラミン、酢酸DL-α-トコフェロール、パントテニルエチルエーテル
その他成分
ニンジンエキス、海藻エキス(1)、ダイズエキス、イチョウエキス、コメ発酵液、カキタンニン、乳酸、乳酸ナトリウム液、精製水、1,3-ブチレングリコール、 ジエチレングリコールモノエチルエーテル、1,2-ペンタンジオール、濃グリセリン、モノオレイン酸ポリグリセリル、クエン酸、水酸化カリウム、フェノキシエタノール
育毛に有効な成分・毛母細胞を元気にする栄養を届けてあげることが育毛につながるんですね。

5種類の有効成分の効能は?
1.グリチルリチン酸ジカリウム
- 抗炎症
- フケ防止
- かゆみ防止
- 抗アレルギー
グリチルリチン酸ジカリウムの働き
炎症を鎮める働きがあり、かゆみ防止やフケ対策にも効果的。
抗アレルギー作用が確認されていて、敏感すぎる頭皮の回復をサポートしてくれる育毛成分です。
殺菌作用もあるため、乾燥によるかゆみやフケを抑えるだけでなく、皮脂が多くて菌が繁殖しやすくなった頭皮の状態を落ち着かせる働きがあります。
2.センブリエキス
- 抗炎症
- 血行促進
- 抗酸化
- 消炎鎮痛
- 発毛促進
センブリエキスの働き
センブリエキスは、血流を促進する効果が期待できます。
リンドウ科の植物から抽出したエキスに含まれているのは、抗酸化作用のあるキサントンです。
この成分は血液の流れをスムーズにする働きがあるので、毛細血管の血流促進に役立てられています。
そのため、まずは血行を促進することが健康的な毛髪を育てる第一歩になります。


3.ピトクトンオラミン
- かゆみ防止
- フケ防止
- 抗菌
- 殺菌
- 皮脂分泌改善
ピロクトンオラミンの働き
ピロクトンオラミンは、殺菌作用がある成分です。
また、ピロクトンオラミンの殺菌力は真菌にも効果があるので、皮脂による皮膚炎や抜け毛にお悩みの方に最適です。

※ミューノアージュ育毛剤は、保湿効果のある成分や抗炎症作用のある成分を配合して刺激を和らげています。
4.酢酸DL-αートコフェロール
- 抗酸化
- 血行促進
- かゆみ防止
酢酸DL-αートコフェロールの働き
酢酸DL-αートコフェロールは、脂溶性なので水の中では安定しないという問題点を改良しているビタミンE誘導体なので、育毛剤に配合して優れた効果を発揮してくれます。
また、ビタミンEは若さを保つ栄養とも言われ、細胞の老化を進行させる過酸化脂質を抑える働きがあります。
5.パントテニルエチルエーテル
- 毛母細胞の活性化
パントテニルエチルエーテルの働き
パントテニルエチルエーテルはビタミンB群の一種で、毛母細胞の働きを活発にしたり、代謝を促進して毛髪の成長を助ける効果があります。
頭皮を乾燥から守る働きもあるので、ダメージに負けない頭皮を育てるのに適している成分です。
パントテニルエチルエーテル
パントテニルエチルエーテルの細胞分裂を促す効果は、加齢による頭皮の衰えを感じた時に最適です。 また、この成分はビタミンなので、低刺激で副作用の心配がない
ニンジンエキス
- 血行促進
- 消炎作用
- 代謝促進作用
保湿炎症を沈めて血行をよくして新陳代謝を高める健康な髪を育てる土台作りにいい成分
イチョウエキス
- 血行促進
- 抗酸化作用
- 保湿
イチョウの葉からアルコール抽出されたエキスで、十数種類のフラボノイド、ギンコライドという物質が主成分。血管拡張作用による血流の改善や、高い抗酸化作用があることから、頭皮の細胞を老廃物から守り発毛を促進する効果がある。
カキタンニン
- 抗酸化作用
- 収れん作用
- 保湿
果物の柿から取れる柿渋のことで、植物の葉や種などに含まれるポリフェノールの総称。高分子で高い抗酸化作用、収れん作用があり、さまざまな基礎化粧品に使用される。殺菌効果も高いので、体臭や加齢臭を抑えることができる。
海藻エキス(1)
- 保湿
コンブやモズク、ワカメ等の海藻の表面にあるぬめり(フコイダン)から得られる成分。優れた保湿効果があることから、肌の乾燥を防ぐ。また藻の表面が傷ついた時に自己修復する力があり、副作用や刺激が無く安全な成分。
濃グリセリン
- 保湿
パーム油や菜種油などの植物油や、石油から得られる成分でアルコールの一種。人間の体何も中性脂肪として存在している。水に溶けやすい。甘味料としても使わる他、保湿性が高いので化粧水や乳液などにも利用される。
コメ発酵液
- 育毛
- 成長促進
米を発酵(微生物による)させてできる成分で、日本酒と同じようなアルコール成分を化粧品などに使いやすく生成したもの。アミノ酸やビタミンB1,B2などが多く含まれており、肌に潤いを与える。肌細胞のセラミド合成力を促進する。
水酸化カリウム
- 洗浄剤
カリウムを水酸化させたもので、水やエタノールに溶けやすい。シャンプーや洗顔料などに使用されることもあるが、油脂と反応させることで液体の石鹸を作れる。
ダイズエキス
- 保湿
- 5αリアクターゼの抑制
大豆から抽出した油で、使用する際は遺伝子組み換えでないもの、圧搾抽出法で採られたものを選ぶ。主成分はリノール酸やリノレン酸などの多価不飽和脂肪酸。エラスチンという肌の弾力を保つ成分を壊す「エラスターゼ」を阻害する。角質を柔らかくし、乾燥した肌を保湿する。
乳酸
- 殺菌
- pH調整
有機酸の一種で、角質を溶かす作用がある。頭皮にこびりついた石鹸の残りカス、脂肪酸カリウムや、カラーリングで毛髪に残った金属イオンなどを浮かして落とす。殺菌効果もあるため他の最近の繁殖を防ぎ、収れん作用で毛穴を引き締める。
乳酸ナトリウム液
- 保湿
- 抗菌
抗菌、保湿の作用があり食品添加物としても使用される。ヒトの角質層にも含まれる天然保湿因子のひとつで、グリセリンと同じくらいの高い保湿力がある。古い角質の除去や収れん、殺菌、化粧品の乾燥を防ぐ目的などでも使用される。
整った頭皮だから
1剤で整った頭皮にこれらの薬用育毛成分をしっかり届けるため、有効成分が効率的に作用してくれるのです。
ポイント
ニンジンエキス、イチョウエキス、カキタンニンなどの保湿成分を含んでいるため、有効成分をサポートしてくれるのもポイントです。
毒性の強い成分はなし
ミューノアージュ育毛剤ですが、特に強い毒性の成分は配合されていませんでした。
気になる成分として、2剤の「モノオレイン酸ポリグリセリル」という合成界面活性剤がありますが、非イオン系の合成界面活性剤になるので、頭皮から奥に浸透する心配が無いと言われています。
肌に優しい処方 敏感肌でも安心、6つの無添加
アルコールがたっぷり入っている育毛剤はヘアカラー(とくにヘアマニュキュア(髪の毛にセロハンをまくようなもの)の色落ちにつながることがあります。
なので育毛剤の使用は、一般的に2,3日は置いたほうがいいですが、ミューノアージュの育毛剤はノンアルコールですのでその心配はありません。

カラーリングした後にヒリヒリするという方は、頭皮の炎症が落ち着いてから使いましょう。
MUNOAGE(ミューノアージュ)成分まとめ
ミューノアージュ育毛剤の成分に危険な副作用のある成分は見つかりませんでした。


まず1剤の頭皮美容液ですが「オクタペプチドー2」がバルジ領域を活性化することで強い髪の毛が生える土台をつくります。
土台(頭皮環境が整う)ができたところに2剤(薬用育毛剤)が有効的に働き髪の毛を強く太くします。

特に髪が細くなってきてトップにボリュームがない薄毛に悩む女性におすすめです。 ミューノアージュ育毛剤を1年間使ったレビューはこちら