今日はトリートメントの効果を引き出す正しい使い方についてご紹介したいと思います。
毎日使用するトリートメント、効果的に使ってしなやかな髪を目指しましょう。
トリートメントとリンス、コンディショナーの違いは何?

知っておきたい豆知識
髪の表面を保護する。
コンディショナーコンディショナーは、リンスとトリートメント剤の中間の効果があり、髪の毛のダメージを回復させる弱いトリートメント剤です。
トリートメント髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整えるもの。髪の傷みをケア・補修したり、髪の質感をコントロールしたりするものなどがあります。
トリートメントの効果は?
トリートメントは髪のキューティクルを整えて、パサついた状態からなめらかな状態にキープする働きがあります。
髪の表面だけでなく、髪の毛に内部にぐんぐん浸透し、内側からパサついた髪をしなやかな髪にしてくれます。
表面もしっかりコーティングされるのでドライヤーの熱などからも髪を守ってくれます。
絶対にトリートメントを使わなければいけないというワケではありませんが、トリートメントでヘアケアするのとしないのとでは5年後~10年後の髪のつやに大きな差がでます。

あなたに合うトリートメントを選ぶためには?
あなたに合うかどうかの見極めは「髪の補修効果(パサつきやダメージの回復)」を見てみれば分かります。
あなたの髪質や体質に合ったトリートメントであれば、必ず効果が出ますし、長く使っても修復力が落ちることはありません。

ココに注意
合わないトリートメントであれば補修効果があまり実感できない、もしくはまったく実感できないですし、フケが出た・頭皮が痒いといったトラブルも発生しやすくなります。

トリートメントの頻度はどれくらいがベスト?

トリートメントにもいくつか種類があるので、まずは今使っているトリートメントのタイプをみてください。
裏の成分表示されているところに書いていると思います。
ココがポイント
例えば1週間に2~3回使用する濃密タイプだと、週に2~3回以上しても髪の毛自体の許容範囲を超えてしまう。そのためやりすぎはよくありません。
また、毎日使用するタイプのものは濃密タイプのものと比べて若干薄いため毎日使ってあげても大丈夫です。トリートメントをより浸透させるにも、すぐに洗い流さないようにします。
2~5分ほど置くと、トリートメントの効果を実感することができるでしょう。
ブリーチを繰り返したかなりダメージのひどい髪であれば、乳化(チェンジリンス)してあげると効果的です。
トリートメントの効果的な使い方
トリートメントの基本の使い方は、トリートメントのタイプによって異なります。
さまざまなタイプのトリートメントがありますが、あなたの髪の状態に合わせて選びましょう。
ここでは「洗い流すタイプ」のトリートメントと、「洗い流さないタイプ」のトリートメントに分けて使い方をご説明します。
※動画は洗い流すタイプの説明です。
洗い流すトリートメントの使い方
シャンプーの後にトリートメントの効果を正しく使わないと、十分な効果が得られないどころか、逆にトラブルの原因になってしまうことも😱
そこで正しいトリートメントの使い方をご紹介します。
step
1シャンプー後、軽くタオルドライ
シャンプー後、軽くタオルドライするか、しっかりと水を切る。(水分が残ったままだと、トリートメントが流れて効果が半減してしまいます)
step
2適量を手に取り、手のひら全体に伸ばします。
適量の目安
- ミドルヘアでサクランボ1つ分
- ロングヘアならピンポン玉1つ分ぐらい
step
3毛先→髪の中央→生え際
毛先→髪の中央→生え際2㎝のところの順にトリートメントをつけていきます。
ココがポイント
生え際ぎりぎりまでつけるのはNG。トリートメントが地肌につかないようにします。
髪の内側から髪の束を指と指の間をくしのように 触れるように通します。
step
4内側からたたくようにして、トリートメント剤を髪につけます。
ショートヘアの方は髪をつまむ感じでつけましょう。
step
53~5分程度じっくりと浸透させます。
チェンジリンス(乳化)やホットタオルを頭に巻いてシャワーキャプをして時間をおくとより効果的。
step
6しっかりとシャワーで流します。
流し残しがあると頭皮トラブルの原因にもなります。
ココに注意
トリートメントはあまり流さない方が良いと考えている方がいているとよく聞きますが、すすぎ残しは、フケの原因や頭皮の炎症の原因にしっかり流す事が大切です。

洗い流さないトリートメントの使い方
洗い流さないトリートメントのメリットは、一晩中有効成分が浸透し続けるところです。
ゆったりと時間をかけてしなやかな髪を作ってくれます。
また熱から守ってくれる効果もあるので、ドライヤーをする前につけるとダメージから髪の毛を守れます⁉️
でも、こちらも使い方次第では髪を傷めてしまうこともありますので正しい使い方をしましょう。
step
1タオルドライをしてしっかりと水分を切る。
完全に乾かしてしまうのはNG。
ただし乾いた髪に使用するタイプはOK。
step
2髪を左右二つに分ける。
短い場合は分けなくてもOK。
step
3トリートメントを適量手に取り、手のひらで伸ばす。
ほどよく温まったトリートメントは髪の毛に成分がぐんぐん浸透して、より効果を実感できますよ。
手のひらでトリートメントを適度に温めることが大切です。
step
4毛先から順に髪の中央部までつける。
当たり前のようで意外と知られていないのですが、つけ始めの場所が一番トリートメントが浸透する場所になるそうです。
毛先から付けていくことが大事になってきます。そして、ただ付けるだけではなく、しっかりと揉み込んであげてください。
毛先にしっかりと馴染ませた後は、中間や根元のほうに順に付ける場所をあげていきます。
ココがポイント
中間のときは表面だけでなく、髪の内側も忘れずに付けましょう。また、根元のときは頭皮には付かないように気をつけてくださいね。
step
5ドライヤーで乾かして終了。
濡れたまま放置は絶対にNGです。
ここで注意したいのが、ドライヤーを近づけすぎないようにして乾かすことです。
ココに注意
洗い流さないトリートメントを付けているから、ある程度はドライヤーの熱から髪の毛を守ることができますが、ドライヤーを近づけすぎて、髪の毛が高温になりすぎれば、その効果は薄れてしまいます。
洗い流さないトリートメントを付けているから大丈夫と過信せず、適度な距離を保ってブローしていきましょう。

トリートメントを効果UPする方法
シャンプー→トリートメント→コンディショナーの順番になります。
チェンジリンス(乳化)をすると、いつものトリートメントをつけて流した時よりも髪が「しっとりしてツルツル」になります。
乳化は、やっている間に実感出来るので髪の毛の違いがすぐに分かると思います。
チェンジリンス(乳化)仕方
洗面器にお湯をためるかシャワーのお湯を手にとって髪の毛につける。
そのあとたたいてあげたり・揉みこんだりすることによりトリートメント成分が髪の内部にぐんぐん浸透します。
チェンジリンスの順番
チェンジリンスの仕方
- 根元につけないように中間から毛先にトリートメントを揉み込むようにつけます。
(特に、毛先はダメージが強い部分なのでしっかりつけて下さい。) - 洗面器などにお湯を溜めます。
- トリートメントがついた状態の髪をお湯の溜めた洗面器に入れます。
- お湯にトリートメントが流れ込むので、そのお湯を髪につけます。
- 洗面器に入らない部分の髪は手ですくい、手ぐしをしながら髪に何度か馴染ませます。
- 手触りが変わってきたら髪全体を普通のお湯で流しまします。
順番ははコレだけです。簡単ですね。トリートメントをつけた後のひと手間でオッケーです。
チェンジリンスは「乳化」とも言ってトリートメントとお湯を乳化させることでトリートメントを直接つけるよりも、髪の毛に補修成分がぐんぐん浸透しやすくなるので手触りがよくなるんです。
トリートメントをつけただけだと、どうしても髪の毛一本一本にしっかりとつかずに「ムラ」になってしまうので、美容室でもトリートメントをする際は必ず行なう工程です。
乾かした後、ツヤが全然違ってきますよ。

するのが難しいようなら髪の毛のダメージがひどい毛先を中心に揉みこむようにつけます。
その後にホットタオルで包んだ後にシャワーキャップをし、トリートメントをより浸透させるように2~3分時間をおくことを勧めします👍
ホットタオルを使った方法
用意するもの
- タオル
- ラップ(キッチンにあるものでかまいません)
- シャワーキャップ
- お好みのトリートメント
方法
step
1まずは水でよく絞ったタオルをラップに包んでレンジで温めます。
1分~3分ほどで蒸しタオルの完成。
step
2レンジを使用している間にお好みのトリートメントをつけておきます。
トリートメントは髪全体ではなく、毛先~中間あたりまでにつけるのがポイントです。
step
3蒸しタオルで頭を包む。
蒸しタオルで頭を包んでその上からシャワーキャップを被ります。
step
415分程度時間を置く。
あとは15分程度時間を置いて(ダメージが酷い場合は20分程度)最後にすすぎをして完了となります。
トリートメントの間違った使い方とは?
頭皮にまでしっかり揉み込んでいる人
トリートメントはあくまでも毛髪をケアする為のものです。外側からしっかりコーティングしつつ、内側から修復させます。
その効果は髪の毛に発揮されるものであり、頭皮には逆効果なんです。
トリートメントが毛穴を塞いでしまい髪の成長は妨げられヘアサイクルの乱れにより抜け毛だけ増えてしまう・・・。という恐ろしい事態に陥ってしまいます😱

毛先だけや表面だけはNGです
ヘアトリートメントをする際にポイントは浸透力なんです。
よくあるのが表面だけや毛先だけつける方はつけムラがでるのでおすすめできません。
あまり洗い流さない人
トリートメントを髪に付けると、とても触り心地がなめらかになりますよね。
洗い流すと、何となく効果が減ってしまうような気がしてしまう人もいるのではないでしょうか?

ですが、すすぎ残しがあるのは頭皮にとっていいことはありません。
抜け毛を気にするのであれば、むしろトリートメントはよく洗い流した方がいいです。
トリートメントのすすぐ目安は?
すすぎはじめのヌルヌル感がなくなり髪にしっとり感が残るぐらいまですすぐ。
まとめ
トリートメントに含まれる脂分(皮脂)が毛穴に付着すると頭皮と脂分との割合がくずれ毛穴につまった脂分(皮脂)がふけやかゆみの引き金になります。
抜け毛の原因に
雑菌が繁殖して炎症をおこし、抜け毛の原因になります。

トリートメントの効果がなくなると思い、すすぎをあまりしない人は、抜け毛や薄毛、ふけ・かゆみの原因になるので、正しい使い方とすすぎを改善してしなやかな髪を育てましょうね。